クロススタイル
イッテツ新聞Vol.004
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記事一覧
・人は一年間で何ができるのか
・会わずとも繋がっている縁
・野球の監督がユニフォームを着る
・団旗についてイッテツさんが物申す
人は一年間で何ができるのか
早いか遅いか。やる気になるかならないか。

 大人になってからの一年なんて、あっという間で、そんなに変わったこともなく過ぎてしまいます。
 子どものうちはよく遊び、よく学べ。元気よく公園で走り廻り、お家ではテレビゲームやカード遊びの達人。
それも良しです。
ただ その場合、一年間でそれほどの何かの進歩は目に見えない事が多いですね。

 少年Z君。五年生。
 小さい時からよく公園などで野球してたとか、そんな経験もまったくない子が 少年野球を始めました。
とっても遅い入団です。
 ところが、試合中のベンチでは隣の友達と小競り合い、足の踏み合い、監督に怒られてベンチから追い出される事もよくありました。
負けん気は強いからよくもめるんですよ。
 人より体格もいい、背も高い、でも精神が野球選手になってないから幼いんです。いちいち行動がね。

「さて…まずはどうやって興味をもたすかなぁ?」



 まだキャッチボールも満足に出来ない彼に、みっちりランナーコーチを教える事にしました。
 どんな時に腕をグルグル回して「行けー!」なのか、はたまた大きく手を広げて「止まれ〜!」なのか…。
それには自分がきちんと試合を見てないと指示が出来ません。
 試合を見ろ!と怒るのは簡単ですが、 その都度エサを与えられて物事を覚えるオットセイじゃないんで「なかなかやんちゃな小学生がベンチでおとなしく試合をジッと見てる☆」は出来ませんよ。

 どうすれば進んで興味を持つか?
 そこは指導者の腕のみせどころ。

 まずは一塁のランナーコーチを何試合かやらせてみて、真面目に試合に集中する様になったら昇格して三塁のランナーコーチ。少しずつ野球に興味を持ち初めました。一生懸命ランナーコーチを毎試合やってた彼は、いつしか練習試合で外野に立つところまで来ました。
 足がやたらと早いのでセンターを任され、 レフトやライトに上がったフライのボールにもくらい付いていくんです。
フリスビーに突進していく犬みたいに(例えが悪い)
 落としますけどね…。

 五年生から入るとなると、キャッチボールが出来るようになった頃には、チームを卒団するまでの期間が一年もない確率がとても高いですよね。
 彼はその短い期間しか自分には残ってないことを悟り、人の何倍も努力をするようになりました。練習日以外にある、コーチの特別バッティング道場。辺りが暗くなるまで淡々とバットを振ります。
 この間まで柔らかい女の子みたいな手のひらが、クワを持つお百姓さんのような手になりマメでゴツゴツです。誰しも彼を認めるようになっていくんです。
 口に出して「僕はやってる」なんて言わなくても、大人はちゃんと努力してる人を見てるからね。
そして一生懸命になって練習した事は、必ず結果となってついてくるからね。

 一年前、ベンチで砂遊びして監督に怒鳴られてた男の子。
他の人の邪魔になるぐらいなら辞めてくれとまで言われたZ君。

 一年後、葉山大会での最後の試合では
「おまえなら大丈夫。思いっきり振ってこい。」と監督からノーサインでバッターボックスに立つ、チームの四番になってました。

 野球を五年生から始めるのは遅くないよ。ただ自分自身が残り少ない期間を本気になるかならないか…それだけです。でもね、少年野球は一年しかできなかったけど 君の野球はまだまだそこからずーっと続いていくから。
 彼は今も中学校でフリスビーに突進していく犬のように、白球を追いかけています。
 そして高校でも野球を続けたいから勉強もそれなりに頑張ってるそうです。
 彼の場合、小学校での最後のたったの一年がその先の進路や人生まで左右するであろう事になりそうです。

 

継続は力なり。

 だから野球は面白い。



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イッテツのつぶやき
会わずとも繋がっている縁
  先日、編集部の営業さんがある会社にこの雑誌の広告をお頼みしに行った時のこと。当然、野球に関する話題から興味があるかどうか? の話しになる訳ですが…。

 話を聞いてくださった店長さん「私も小学生の時は某チームで野球してました」おぉ!まずはラッキー!
 頑張る子供達の気持ちがわかってくれるはずだ。更に聞いてみると、なんとイッテツさんと同じチームで同級生である。

 イッテツさん、こう見えても(どう見えてるのか 笑)某チームのエースでキャプテンだったんですよ。(当時はキャプテンは背番号10番ではなかったんで、イッテツさんは1番でした)
 確かその店長さんは背番号7番を付けたチームの名レフト。明るく、たまにエッチなことを言って仲間を笑かす人気者でしたな。

「協力しましょ!」二つ返事です☆
 かれこれ30年以上も会ってない二人が ここにきて仕事でお付き合いをしてもらえる。それが小さい時にともに汗を流し、歯をくいしばり、笑いあったチームメイト!
イッテツさんは、やっぱりこの雑誌が出来て嬉しかった。やってよかったなぁって気持ちでいっぱいです。

 昨今、子ども達のいじめが問題にもなる世の中。イッテツさんはもちろんいじめたり、いじめられたりしたことはありません。
友達と野球を通じて仲良くしてたことがこんなに大人になってから得したなって思えることもあるんだ。
先輩のお兄ちゃん達、もちろん同級生も、ちっちゃい後輩にも優しく仲良く一緒に野球すると、きっと君にもいいことあるよ。

 六年生はあと残り約二ヶ月ぐらいですね。この大事な少ない期間をどうやってみんなで過ごすか、今一度考えてみよーか。

 そしてみんなに優しく仲良く、最後の少年野球を頑張って!
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明日誰かに話したくなる野球トリビア
野球の監督がユニフォームを着る
 
■他の競技では選手と監督は違った服装をしている。スーツを着ていたり、ジャージを着ていたり…。それなのに、野球の監督は同じユニフォームを着ている。オリンピックでも、メジャーリーグでも。しかも、ちゃんと監督の背番号まである。これってなぜだろう?

■野球が誕生した当初、チームの指揮は選手の中でリーダー資質があり、他の選手から信頼されていた主将が努めていた。専任監督ではなく、選手兼任の監督なので、当然ユニフォーム姿。さらに、選手を辞めてからも監督業は続け、ユニフォームを着続けた…と考えられている。
 実は、「公認・野球規則」にはユニフォームを着なければならないのは『同一チームの各プレーヤー』となっていて、監督に対するユニフォーム着用の規定はない。メジャーリーグには監督生活50年間、スーツにネクタイ、山高帽かカンカン帽を被って指揮をとった大監督がいる。ベーブ・ルース、ルー・ゲーリックらのメジャーリーグ選抜チームが来日したときの監督・アスレチックスのコニー・マックだ。彼が私服を着た理由は長身でやせているのでユニフォームが似合わなかったから、だそうだ。ちなみに日本のプロ野球では私服姿の監督はいないようだ。
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団旗についてイッテツさんが物申す
こここ こらぁ〜!

 イッテツさんは泣いた。あれほど言ってあった、開会式での選手宣誓ですよ。
前回イッテツ新聞で書いた後であった大会では9割ぐらいのキャプテンが天高く掲げたチーム団旗。
 そ、それが安芸大会では教えたとおりに掲げた(斜め45度)キャプテンがチラホラだけだったのをイッテツさんは見て泣いたのです。
思わず立ち上がって「団旗〜!!」って言いたいぐらいだったですよ!
さて、六年生に残ってる大会はあと3、4回しかないですわな…ビシッと揃い、掲げた団旗をこの夏が終わるまでには見せてちょうだーい!頼むから(悲)
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