クロススタイル
熱血ボディ理論Vol.005
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野球のコツと正しいトレーニングを学ぼう
〜Vol.5 投球時の姿勢について〜
 今回は投球フォームの観察ポイントとして投球時の「姿勢(しせい)」についてお話します。前回「からだ全体を使って投げる」というお話をしましたが、からだ全体を使う上で大切になるのが「姿勢」です。例えば投手の投球は、4つの動作に分けることができます(図1)。この4つの動作のうちはじめのワインドアップ(軸足 じくあし の反対側のひざが最も上がった点)とコッキング(軸足の反対側の足の接地 せっち )という動作は、投げるための準備動作で、いわゆる「テイクバック」にあたります。例えば、図2のようにコッキングという動作で体が大きく後ろにかたむいている選手では、ボールを目標に投げるためには、体を前へ戻す動作が必要です。ほかにもコッキングでのステップ(接地)の位置や、体の前後・左右のかたむきがある場合(図3-5)にも、同じように投球中に姿勢を直す必要があります。この姿勢を直す動作が腰や肩、ひじにストレスをかけてしまうおそれがあります。つまり、投げる準備動作での「姿勢」はそれ以後の投げる動作にも影響し、姿勢が悪い場合にはそれを整えるために投球中のどこかの動作を修正する必要があり、投げる手の動き(軌道 きどう )に影響することが考えられます。結果的には、この「姿勢」のみだれは、肩やひじ、腰などの投球障害を引き起こしてしまいます。また「ひじが下がっている」もしくは「ひじが高い」と指導される選手の中には、準備動作に問題のある場合があります。
 ポジションにかかわらずキャッチボールのフォームでも同様のポイントが応用できます。小学生のフォームを見る時には、まず準備動作で、体が「真っ直ぐに保った正しい姿勢」であるかを観察するところから、お子さんのフォームチェックを行ってみてはいかがでしょうか?
 次回はフォームを指導する上での注意点についてお話しします。
 監修:島岡 秀奉 理学療法士
はじめまして細木病院の理学療法士の島岡です。私の主な仕事は、投球障害のお子さんの運動機能の検査として、体の柔軟性や筋力また投球のフォームなどをチェックし、ウォームアップ(準備体操)、クーリングダウン(整理体操)のストレッチまたはトレーニング方法などの指導を行っています。

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